紫金草国際平和学校は、南京大虐殺と国際平和研究院及び侵華日本軍南京大虐殺遭難者同胞記念館によって設立された、非営利の公益学校であり、南京大虐殺と「慰安婦」制度の歴史の知識を海外へ伝え、歴史を銘記し、平和を大切にするという目標を目指している。2017年6月5日に第1期の授業が開始されて以来、海外の学生が専門家の講座に参加したり、生存者の話を聴いたり、館長と交流したりするなど、教育と実践が結びつき、南京大虐殺の歴史についてより深く考え、理解してきた。
紫金草国際平和学校は、主に外国人留学生を教育の対象とし、国内に留学する予定の学生も何人かいる。教育時間は毎期の学生によって設定され、内容については、主に特別に招請した史学の専門家から、全英語による授業を受けること、記念館と利済巷の慰安婦旧跡陳列館への見学、当時の安全区の所在地を訪ねて、生存者と座談すること、「平和」を象徴する紫金草のしおりを自作することなど、様々な形式を通して、南京大虐殺の歴史の知識を伝えていく。終了後、侵華日本軍南京大虐殺遭難者同胞記念館は、学生たちに卒業証書を授与する。