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1937年の暗い歳月に暗闇を貫き今日に伝わってきた平和の光を受け継ぎ、国際ボランティアが引き続き平和の種を巻き広めている。4月1日、「紫金花開き――紫金草ボランティア交流会および紫金草文化伝播使者への証書授与式」が記念館の平和広場で行われた。

今日、地面にある紫金草図形の案内に従い、南京各地の紫金草の美しい景色が楽しめるようになっている紫金草花びら芸術装置が平和広場で完成した。一枚一枚の図文展示板は紫金草の縁起、国際友人と紫金草国際ボランティアが歴史と平和を伝える物語を紹介している。 

国際ボランティアを記念館と学校が共に建設、紫金草文化伝播活動が開始

現在、記念館の国際ボランティアチームは更に大きくなり、絶えず成長しつつある。中国共産党南京市委員会宣伝部の副部長、記念館館長の周峰氏は、活動現場で東南大学海外教育学院、南京郵電大学海外教育学院、南京理工大学国際教育学院、南京情報工程大学国際教育学院、リーディング学院、河海大学国際教育学院、南京工業職業技術大学国際教育学院、南京情報職業技術学院デジタル芸術学院などの大学に証書を授与し、一緒に共同建設装置を点灯した。

記念館と学校が国際ボランティアのプロジェクトを共に建設

リズム感が強く陽気溢れる青春の歌声に伴い、人々の注目が集められたのは国際ボランティアのグループ。中国語、英語、フランス語などの多国言語に精通する東南大学の留学生のImmaさんは、記念館が主催した書道サロン活動、徒歩活動、「雷峰に学ぶ日」活動に参加したことがある。平和は美しい生活の基礎だ。帰国後同じ世代の人たちにここの美しさを分かち合い、共に平和のために頑張るとImmaさんは示している。「また、Facebook、Instagramなど海外のソーシャルプラットフォームで南京大虐殺の歴史を紹介し、記念館で見たこと、聞いたことを分かち合います。南京記憶を世界の記憶にできることを誇りに思います」と語った。

江蘇省高等教育学会外国留学生教育管理研究委員会の副理事長の俞暁南氏(右より五人目)が「紫金草の優秀な国際ボランティア」に授賞

本日、活動現場に来た著名作家で茅盾文学奨の受賞者、北京師範大学教授の蘇童先生、著名翻訳家で南京大学教授の黄荭先生、南京情報工程大学外国人教師のChaman Gul先生は、紫金草文化伝播者として記念館から証書を受けた。これからそれぞれの分野において南京のために声を出し、平和のために声を出してほしいとの希望が込められている。

中国共産党南京市委員会宣伝部の副部長、記念館館長の周峰氏が紫金草文化伝播使者に証書を授与

70歳のお年寄りから10歳の子供まで歴史伝播のために力を貢献

平和広場で芳草園小学校から来た平和を宣伝説明する小使者たちは詩人の馮亦同先生の『紫金草』という詩を朗唱している。

記念館の平和を宣伝説明する小使者になった芳草園小学校の多くの生徒たちは、何度も記念館の儀式化教育活動に参加している。芳草園小学校の教師の劉亜男先生は、「わたしたちは朗唱、合唱のような芸術的形で平和への祈願を表しています。同時に、教師と生徒と共にボランティア説明チームを組んで、観客に説明するときに、強い使命感、価値観と誇りを感じています。子供たちに責任とその価値を知ってもらいたいです。」と語っている。

71歳の蒋陵業氏は2019年から紫金草ボランティアになって4年以来、週末と祝日はほとんど休まずにボランティアの仕事をしてきた。携帯のアルバムに観客が見学している写真がたくさんある。「この写真は展示ホールで撮りました。お父さんは子供を抱いて、お母さんは子供にメッセージを書くのを教えている……このような瞬間は毎日あります。これらの人々がいるからこそ、ボランティアが好きになったわけです」と彼女が言っている。

記念館副館長の凌曦氏、時鵬程氏がそれぞれ優秀ボランティア、平和宣伝説明小使者に授賞

紫金草をテーマにシリーズ活動を起こし、世界に平和のメッセージを発信

当日、多くの観客が紫金草花びら芸術装置の前に立ち止まった。近年来、記念館は紫金草シリーズ本の出版、紫金草ボランティアの成立、紫金草国際平和学校の創立、紫金草平和講座の開設、紫金草参観記念グッズの設計開発など、異なる形式で、相次いで紫金草テーマシリーズ活動を起こして、南京市民の平和を大切にする心を伝えている。

南京メディア学院ニュースメディア学院の書記、常務副院長でベテランメディア人の陳正栄先生は20年連続で紫金草のことを追跡して報道し、相次いで長編小説の『紫金草』、記録文学の『紫金山の下の二月蘭』を出版し、筆で小さな花の平和の旅を解釈している。「紫金草は歴史も背負っているし、美しい特質も持っています。記念館は紫金草の中味を十分に探り出し、それをテーマシリーズ活動に活かして、歴史と平和を人々の心に浸透させるということは非常に意義があると思います。」陳正栄先生はまた、将来は引き続き報告文学や散文を書いたり、若者に講座をしたりするような形で、力を惜しまずに全世界に紫金草のストーリーを語り、平和の力を伝えると示している。

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