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  9月18日、日本軍「慰安婦」制度被害生存者の現状を記録した映画『二十二』が日本で封切られた。6年前に中国で公開されたドキュメンタリーは、興行収入の奇跡を起こし、米国、オーストラリア、ドイツ、韓国などの国と地域で上映された。その間、多くの観客が映画館に入って「彼女たち」を見て、さらに歴史を見た。中国で上映された時、映画の中の22人の生存者はまだ8人が生きていたが、日本公開前までは存命中の生存者は1人しかいなくなった。

  日本でプレミア上映に参加した郭柯監督は「日本の観客にこの映画を見せる意義は言うまでもない」と語った。『二十二』は中国で公開されて6年になるが、まだそれを忘れないで自発的に宣伝している人々がいる。今回の日本公開も京都大学の二人の中国人留学生によって助力されたのだという。

郭柯監督と二人の中国人留学生 右は斉恵元 (写真は郭柯により)

  中国人留学生の斉恵元さんは「弱者に注目する」というテーマの第14回関西クール映画祭のボランティアだった。彼女は公式チャンネルで『二十二』を見た後、映画祭の主催者にこのドキュメンタリーを推薦し、最終的に選ばれた。斉恵元さんは、「多くの日本人はこの映画があることを知らなかったようで、私は正規の映画源を見つけた。試用会で見てみて、とても良いと思われたので、郭監督とその映画プロデューサーに連絡した」と話した。斉恵元さんは、9月18日は非常に覚えられなければならない日であることを多くの日本人に知られていないという。ドキュメンタリー『二十二』が今回日本で封切られ、現場の反響は彼女が思っていたよりも効果がよく、多くの日本人を含め、彼らも「慰安婦」問題に関心を寄せて反省し、何かをしようとしているという。「映画会場は性別の平等を重要視する会場であり、‘慰安婦’問題について民衆に歴史の史実を教えたり、写真資料を展示したりする会場でもある」と彼女は言った。

  上の写真は2000年日本軍「慰安婦」制度被害生存者の韋紹蘭が日本の大阪で日本軍の罪を告発している現場;下の写真は2023年9月18日同じ会場で郭柯監督は大阪でドキュメンタリー映画『二十二』のプレミアにおいての発表(写真は郭柯により)

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