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  サウジアラビア現地時間9月17日午後、ユネスコ・アジア太平洋地域世界遺産トレーニング・研究センターが主催する第45回世界遺産大会の「次の50年、未来に向けた世界遺産教育」というテーマサイドミーティングがリヤド・アファシリア・センターで開催された。2023年の「世界遺産教育革新事例賞」(AWHEIC)の受賞者が発表され、授賞式と受賞事例の国際的な共有が行われた。侵華日本軍南京大虐殺犠牲同胞記念館の『紫金草国際平和学校:世界遺産を守り、平和教育を展開する』事例が「探索の星賞」を受賞した!

  競争激しい中、世界中の100件近くの事例から選出

  世界遺産は全人類共通の遺産であり、遺産教育は将来の社会発展に重要な意義を持っている。2023「世界遺産教育革新事例賞」の競争はさらに激しくなり、全世界の100近くの選考事例から、「卓越の星賞」10名、「探索の星賞」10名、「未来の星賞」10名とそれぞれ30の事例が選ばれた。『紫金草国際平和学校:世界遺産を守り、平和教育を展開する』は「探索の星賞」を受賞した。

  ユネスコ・アジア太平洋地域世界遺産トレーニング・研究センターはこの賞に対して、深層価値とモデル探索に力を入れ、現地事情に適した遺産教育モデルの協同革新を実現させて、一定のグローバル革新の模範的意義を持っていると評価している。

  ユネスコが南京に対する2回目の認定

  今回の国際賞受賞は、「南京大虐殺文書」が「世界の記憶リスト」に選ばれたのに続き、ユネスコが南京大虐殺史実と南京の平和伝播への貢献を二回目に認定したことになる。

  1937年12月13日から1938年1月に発生した南京大虐殺では、30万人以上の中国人が虐殺された。2015年10月、「南京大虐殺文書」が「世界の記憶リスト」に登録され、世界記憶遺産となった。侵華日本軍南京大虐殺犠牲同胞記念館は南京大虐殺「万人坑」の遺跡に建てられ、「南京大虐殺文書」を保存する主要機関の一つである。

  紫金草国際平和学校は南京大虐殺の遺跡に建てられた平和学校で、平和教育の実践者であり、「平和の使者」を養成するところでもあると、中国共産党南京市委員会宣伝部副部長、記念館館長の周峰氏は紹介している。紀念館が2017年6月に創設した世界記憶遺産教育プロジェクトであり、南京大虐殺歴史遺跡を活性化することが目的とするこの学校は、世界記憶遺産教育を職責として、世界記憶遺産「南京大虐殺文書」を伝承・守護すること、平和の使者を育成することを使命として全世界に「平和の種」をまくこと、歴史を鑑として平和を守る信念を固め、未来を切り開く理念を伝えることなど実践している。

  創設6年間、世界80余国と地域の5000人以上をトレーニング実施

  紫金草平和学校の学生は主に外国人留学生、国際友好団体のメンバー、国際平和ボランティアである。学校は遺跡現場で教育を展開して、「追悼式授業」、「証言傾聴授業」、「遺跡訪問授業」、「平和をテーマにする手作り授業」、「紫金草国際平和サマーキャンプ」など特色あるコースを開設し、学生一人一人に「平和の使者」という修了証書を授与して、国際学生に歴史記憶の伝承者、人類正義の擁護者、平和の種の伝播者になるのを望んでいる。始業以来、累計80期が行われ、米国、ドイツ、イタリア、ノルウェー、日本、韓国、ポーランドなど80以上の国と地域からの5000人余りの学生をトレーニングした。



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