お問合せ先 | 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

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  7月7日は全民族抗戦勃発86周年の日です。今日の午前中、記念館は式典広場で「全民族抗戦勃発86周年を記念」というテーマ教育活動を行い、歴史を銘記、平和を大切にし、未来を切り開くことがその主題です。南京大虐殺生存者の後代、南京市少先隊員、観衆代表、記念館館員代表など活動に参加しました。

  歴史を銘記、平和を大切に、未来を切り開く

  午前10時に旗掲揚式が開始しました。全員が国旗に向かって粛立して、帽子を脱いで注目礼、少先隊員隊礼をし、中華人民共和国の国歌を歌います。

南京市青少年代表、南京市芳草園小学校の生徒たちが「不朽」という抗戦詩文を朗読

  記念館は南京大虐殺の犠牲者、日本侵略者に殺害された受難同胞、中国人民抗日戦争勝利のために命を捧げた革命先烈や民族英雄、中国人民と手を携えて日本侵略者に対抗し命を捧げた国際戦士と国際友人に花かごを献上し、全員が相次いで献花しました。

  生存者後代が歴史記憶を伝承

  歴史の証人である南京大虐殺生存者は自分の被害体験を述べることを通じて、人々に歴史の真相を伝え、平和を大切にすることを教えて、史実を守り後代を教育するのに大きな役割を果たしています。現在、その後代が高齢生存者たちから歴史記憶の伝承リレーを受け継ぎました。

  今日、生存者の馬秀英氏、李高山氏、周文彬氏の後代が記念館に来られました。1937年南京保衛戦に参加した13歳の李高山氏は南京失陥後日本軍に2回捕まえましたが幸い逃げきって命拾いをしました。2018年に亡くなり、その息子さんの李真銘さんは伝承のリレーを受け継ぎ、初の南京大虐殺歴史記憶伝承者、紫金草ボランティアになりました。「生存者の後代として、父の世代の経歴をありのまま後代へ伝える責任があります。歴史を語ることは憎しみを覚えるためではなく、立ち遅れたら打たれるから、我々の家をきちんと守って、父の世代の不幸を繰り返されてはならないことを国民に教えるわけです。」と李真銘さんは話します。

  式典が始まってから、観衆は自発的に立ち止まって、式典広場で整列しました。

  今朝、7歳の息子さんを連れて高速鉄道で安徽省安慶から南京に来た胡さんは列車を降りると、そのまま記念館に足を運びました。胡さんは「この特別な日に記念館に来て、子供に愛国主義の教育を受けさせ、幼い頃から歴史を銘記し平和を大切にする理念を確率させるのはとても意味があると思います」と言っています。

  朗読に参加し何度も記念館のイベントに出た平和小使者の夏可馨さんは「朗読が好きです。将来は自分のこの特長を生かして、より多くの人々に歴史を知り平和を大切にしてほしいです」と話しています。

  歴史を世界に語る南京の若者

  今日の午前、学生ボランティアの李林晩さんはヴォートリン彫像の前で『ヴォートリン日記』の抜粋を朗読しました。現在カナダの大学で勉強している彼女は去年「高校生平和教室」活動に参加した後、紫金草ボランティアになりたいと思うようになりました。「夏休みに帰国すると、すぐ申し込んでボランティアになりました。私は海外でこの歴史を外国人の方々に話します。」と彼女は言いました。南京外国語学校の馬顥原さんもボランティアチームに加わり、ラベー彫像の前で『ラベー日記』の抜粋を朗読しました。

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