香港とマカオと大陸の若者が記念館に入り 家国情を伝える
今日の午前、50人余りの香港、マカオと大陸の若者が重い気持ちで記念館に入った。記念館は、初めて南京に来て初めて南京大虐殺の歴史を知った彼らのために南京大虐殺に関する歴史の授業を補講した。「この旅は祖国の歴史を知ることができて、家国への気持ちを伝えます。」と香港から来た劉浩然さんはこう言った。
これらの若者が南京に来て参加した「香港マカオ及び大陸の若者研学キャンプ」は中国教育国際交流協会が主催し、香港マカオと大陸の若者が祖国の発展と歴史文化を知ってもらうことが目的であるという。
血脈繋がり南京大虐殺の歴史記憶を伝承
「歴史は呼びかけています。香港マカオの同胞、特に若い世代が積極的に国の発展と民族の偉大な復興の過程に加わるようにと促しています」香港から来た陳家程さんは鐘撞きセレモニーの後、こう話した。香港で生まれ育ち、暨南大学の大学院で勉強している陳家程さんは常に友達と祖国の各地を旅行して、美しい風景を満喫し歴史文化を体験している。
そして、みんな史実展に入り、南京大虐殺の歴史を深く知っていく。「香港マカオの同胞は大陸の人民と血が繋がっており、密接で不可分な関係です。先代の烈士たちが当時の戦火が広がる年代に外敵の侵入を抵抗反撃することを見て、私はとても深い感銘を受けました。」と、香港から来た黄詩豪さんが感動して語った。
南京大学の学生でジョン・ラーべの彫像の前で「ラーべ日記」の一部を朗読している王天禹さんは、「全国各地の若者に中国人民の抗日戦争史を知り、祖国に対するアイデンティティを強めてほしいです。」と話した。
根を培って、心の中に歴史を探る種を蒔く
木は千尺高くても根があるように、人は根がどこにあるかを知ると、心の落ち着く場所がわかる。根をしっかりと培って初めて木苗が棟梁の材に成長できる。
見学が終わった後、平和公園に移動し労働教育のコースに進んだ。バラ園でシャベルで土をかいてシンドバーグのバラを植え、そして水をかけた若者たちは国際友人の精神に学び、責任を負う新時代の青年になりたいと示した。
香港出身で現在山東大学で勉強している黄春雅さんは、「シンドバーグのバラを植えたと同時に祖国の歴史を探る種も蒔きました。新時代の香港と澳門の若者は時代の重責を担い中華民族の偉大な復興に力を貢献すべきです。」と語った
先代から受け継いだ家国情を後代へ伝承
祖国の広大な大地に目を向ける香港澳門の若者たちは人生の舞台が広がったことに気がついた。「南京に研学に来て、この町を好きになりました。」と香港から来た劉梓滢さんが言った。
香港で育った劉梓滢さんは小さい時から教師になることを志してきた。高校を卒業してから大陸に来て、現在は暨南大学で中国現代文学を専攻している。「大学を出たら香港に帰って教師になり、祖国の歴史をより多くの香港の若者に伝えたいと思います。」
記念館が建てられて以来、毎年たくさんの香港澳門の同胞は見学に来て、ここで抗日戦争の歴史を知り、そして振り返る。こうして苦しい歴史記憶が伝承され、家国情が代々の同胞間に伝えられていく。