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  2023年3月21日、ロシア国家テレビ放送局は中国中央テレビ放送局に貴重な歴史映像資料を贈呈した。元ソ連紅軍が中国東北地区で日本関東軍から鹵獲したこの映像資料は長さ25分間で、これまで公開されなかった画面は日本侵略者が中国で犯した侵略行為と凶悪な犯罪が映っている。

日本軍が宛平城を占領

 1937年7月7日、日本軍は一人の兵士が行方不明になったと嘘をついて国内外を驚愕させる「七七事変」を引き起こした。しかし、日本関東軍が企画撮影したこの映像では日本軍はその責任を完全に中国側に転嫁した。

日本軍は公然と歴史を歪曲

 第二次世界大戦後、極東国際軍事法廷は判決書で法廷が確認した「七七事変」の経緯を詳細に描写した。判決書は1937年6月から日本軍は盧溝橋付近で毎晩激しい夜間演習を行い続けていたため、この事件は緊張と不安な雰囲気の中で勃発したのであると指摘している。

 「七七事変」が勃発した後、日本は中国を全面的に侵略し始めた。民衆は身を落ち着ける所がなくなり、更に残酷に殺されたりもした。1937年7月29日、北平は陥落した。その期間中、日本軍は10000人以上の人を死亡、失踪させた。しかし、日本軍は企画撮影した映像の中で依然として北平の民衆が正常に生活している状態を呈している。これらの真実を隠蔽したビデオ映像は日本軍隊の背景を持つ「満州映画協会」の手によって作られたものである。

 理事長が日本のスパイであった「満州映画協会」は日軍侵華戦争期間中、映像を撮影して殖民思想を浸透させ侵略行為を美化するのが目的だった。これが日本の「中華を以て中華を制す」、「戦争を以て戦争を養う」という侵略方式なのである。


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