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  3月4日、インド、パキスタン、ミャンマンなど21の国から来た紫金草国際ボランティアたちは記念館でボランティア活動に参加した。彼らは現在東南大学海外教育学院で勉強、何年から紫金草国際ボランティアチームに加入した人もいるし、今年新規加入の人もいる。

  東チモールから来た留学生のエサクさんが南京に来て8年になる。彼にとって南京は二番目のふるさとである。南京に来て間もない時記念館を見学したエサクさんは、「その時の歴史の写真を見ると、心はとても痛ましいです。当時南京に残って人々を守ってくれたロバート・ウェルソン医師の精神に感動しました。見学の後、わたしは思い切って申し込み、記念館ボランティアという大家庭に参加させていただきました」。その日、エサクさんは『南京大虐殺史実展』の「人道主義的救援」の陳列部分で、観客にウェルソン医師の物語を語った。彼は解説の他に、Facebook、Instagramなど海外のソーシャルメディアで南京大虐殺の史実を紹介し、記念館での見聞を分かち合っているといっている。世界のより多くの人々にこの歴史を知ってほしいという。

  韓国から来た留学生の朴智源さんは展示ホールで観客にジョン・ラーベの話をしている。現在東南大学大学院生の朴智源さんは紫金草国際ボランティアをして2年目である。このようなやり方で、南京大虐殺史実の世界に伝えることを望んでいるという。「いつもここで見た全てのことを韓国の友人やほかの外国人の友達に分かち合ったりして、より多くの人にこの歴史を知ってほしい」と彼女は言っている。

朴智源さんはInstagramで記念館の写真を掲載

  インドから来たクンネイェンさんは1996の生まれ、南京に来てから6年になり、東南大学で医学部を卒業し、現在はその大学院で医学専攻を勉強している。彼が記念館追悼広場の銅像・南京大虐殺生存者倪翠萍氏の日本軍による銃で撃たれた傷跡を手で触れている。「心が痛ましいです。わたしは外科医学専攻をしていますので、その傷の痛みがわかります。ウェルソン医師の精神に学び、卒業してから南京で働いて、南京市民のために奉仕したい」とクンネイェンさんが言っている。

  記念館は1994年に紫金草ボランティアチームが成立して以来、登録したボランティアの人数は23918名に達し、しかも年々増えているという。2022年は前年に比べて127名が増え、その中で国際ボランティアは87名がいる。これまで、全世界の37カ国と地域から来た400名のボランティアは記念館において紫金草国際ボランティア活動に参加した。彼らはボランティア解説、史料翻訳、国際交流活動などの形で世界に歴史を語っている。

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