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  5月18日の国際博物館の日、「寧在――南京・平和都市記憶設計展」が記念館で開催された。「寧」という言葉は、安寧の意味であり、南京の略称「寧」でもある。「在」は、存在を指し、もともと慣れていたことに気付くことである。「寧在」は、安寧の所在を発見するという意味を持っている。

  南京は中国の初の「国際平和都市」として、その平和の記憶は、山水城林、街の至る所、建築や樹木の中で「生きている」。今年は南京大虐殺の惨事が発生してから85週年となる。今回の展覧会は、この都市の過去を忘れず、この都市の美しい未来を共に創造するよう呼びかけている。

  本展示は、沈思の境、平和の城、非壁の壁、生命の輪、無名の物、清聴の道、記憶の景、最終の庁という8つの部分に分けられている。聴覚、視覚、触覚、嗅覚を通じて、観衆に全方位から南京の日常風景における平和の記憶を感知してもらった。また、展示室から都市に向かい、青少年平和都市設計ワークショップとフィールドワークによって都市を読み解く活動を開催し、観衆を率いて平和の要義を考えてもらうために、博物館の力を発揮した。

  中国博物館協会陳列芸術委員会の陳同楽副主任は、展覧会を見学した後、「展示は特色があり、テーマが鮮明で、南京という都市と高度に融合し、展示から南京の都市全体に延び、人々をリードし、都市に影響を与えた」と評価した。江蘇省社会科学院歴史研究所の元所長で、国家記憶と国際平和研究院の王衛星研究員は、「歴史記憶は、この革新的な展示方式を通じて、若者にもっと大きな魅力を与える。南京国際平和都市を構築する過程で、私たちは傍観者ではなく、参加者だ」と述べた。



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