バレンタインデーに「生命」という詩
約80年前、南京が陥落した次の日の夜、ジョン・ラーベ氏は日記を開いた時、小さなメモが挟まれていることに気づいた。それはある詩であった。
「生命」
脈が鼓動するたびに――必勝の信念
日差しが見えるたびに――弛まぬ努力
死は私たちを怖がらせることができない
すべての沈黙には
生命の意志が芽生える。
偽善、中途半端にすることを
私たちはひどく憎む
自由、光のようなものを
私たちは心から愛している
これが私たちの生命である
脈が鼓動するたびに――必勝の信念
日差しが見えるたびに――弛まぬ努力
この生命、
先人と大地からの神聖な遺産
人民と国家の果報
妻のドーラ氏からの詩であった。南京に滞在している間、ラーベ氏は毎日その詩を何度も繰り返し読んでいた。読むたびに、彼は妻のことを思い出し、励まされた。「ドーラ、ありがとう。常に危険にされているけれど、これを読むと粛々と感じられる」とラーベ氏は日記に書いた。
一緒に愛、生命、また平和に敬意を表しましょう。