お問合せ先 | 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

検索フォーム

12月13日、第八回南京大虐殺犠牲者国家公祭日に際して、我々は国家の名義で、犠牲となった同胞を追悼した。

午前8時 国旗・半旗掲揚式

記念館の公祭広場では、国旗・半旗の掲揚式が行われた。朗々たる国歌と共に、中華人民共和国の国旗を徐々に上げたあと半旗とした。我々は国家の名義で、南京大虐殺の犠牲者を悼んだ。

午前10時 国家追悼式

2021年南京大虐殺犠牲者国家追悼式は、記念館の式典広場で行われた。胸に白い花を着けた、約3000人の各界の代表が、その場で起立して哀悼の意を表した。

10時ちょうどに式典が始まり、「中華人民共和国国歌」が奏でられ、出席者によって国家が歌われた。国歌が歌い終ると、南京市では空襲警報のサイレンが鳴らされ、式典広場にいる全員が南京大虐殺の犠牲者に黙祷した。そして、走行中の自動車は停止して、クラクションを鳴らし、歩行者はその場で立ち止まり、犠牲者に哀悼の意を表した。

黙祷が終り、解放軍の軍楽団が演奏する「国家公祭献曲」のメロディーの中で、解放軍儀仗大隊16人の礼兵が8つの花輪を公祭壇に捧げた。

その後、中国共産党中央政治局委員、国務院副総理の孫春蘭氏は重要な演説を行った。演説後、南京市の青少年代表84人が「平和宣言」を読み上げた。そして、6人の各界の代表が「平和の鐘」を鳴らした。3つの深い鐘の音とともに、犠牲者への深い哀悼の意と世界平和への確固たる憧れが託され、3000羽の平和の鳩が翼を広げて飛んでいった。

午後3時 世界平和法会

午後3時頃、世界平和法会が記念館の「嘆きの壁」の前で行われた。南京の宗教界の人士や信者の代表は、声をそろえてお経を読み、世界平和を祈った。

午後5時30分 燭光祭・国際平和集会

午後5時30分、2021燭光祭・国際平和集会が記念館の祭場で行われた。南京大虐殺生存者の子孫代表、医療関係者代表、末端党員代表、学生代表、僧侶等が祭場に集まり、共にろうそくを灯した。それにより、犠牲者を悼み、平和を祈った。

コロナの影響で、今年は多くの国際友人が燭光祭の現場に来られなかった。記念館は初めて、5G、アイススクリーン、バーチャル3Dキャラクター・アニメーションなどの技術を利用し、オンラインとオフラインの結合を通じて、場内と場外の遠距離交流を支援した。国際友人のジョン・マギー氏の子孫クリス・マギー氏、日本の友人の松岡環氏らが次々と動画を投稿した。松岡環氏は、「2001年から、『心を慰める』という活動を通じて、南京大虐殺生存者を慰問してきました。しかし、この二年間、コロナの影響で訪問できませんでした。手紙で生存者たちと連絡を取りましたが、お会いできなかったことが残念でした。南京大虐殺とその後の苦しい生活を経験した生存者にとって、この日はさぞ辛いことでしょう。私は彼らが健康かつ長生きすることを心からお祈りします。そして、平和な世界、戦争のない日が来るのを心からお祈りします。」と述べた。また、南京市内外の多くの小中学校の生徒・大学の学生が、自分のいる場所でろうそくを灯し、共に世界平和を祈願した。


お問合せ先 | 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館