お問合せ先 | 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

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  2019年11月16日午後7時15分、南京大虐殺生存者である朱惟平氏が、91歳で逝去された。現時において、南京日本軍侵略被害者援助協会に登録されている南京大虐殺生存者は80人に過ぎない。

 
  証言
  1937年、当時9歳の朱惟平氏は私塾の学生で、南京市秦淮区家俞家巷と陸家巷の近くにある長屋で生活していた。
  大虐殺が発生した際、家族は慌てて南京市鼓楼区にある沈挙人巷と慈悲社の近くにある避難地に逃げ、そこで葦のシートを張った。真冬の寒さで、全員が風の通る芝生の上で寝た。食べたのは、米の少ないお粥だけだった。肉はもちろんだが、おかずは何もなかった。
  朱氏は、その間、難民営の入口前の小さな池に、漂っている多くの中国人捕虜の死体と、電信柱に縛り付けられている国民党軍兵士の死体を目にした。

  ご冥福をお祈りします
  生存者が逝去された
  真実はいつもある
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