視覚障害者が遭難者同胞記念館を見学する時、どのような「特別な体験」ができるのか
今日午前、21名の視覚障害者が当館のスタッフ、及びボランティアと共に、解説を聞き、菊の花に触れて献上する方式で、南京大虐殺の悲惨な歴史を知り、遭難者同胞を祭った。
この21名の視覚障害者は、常州市金壇区盲人協会のメンバーである。遭難者同胞記念館は、特殊参観者の来館を重視し、参観者の需要に応じて、参観に同行し、歴史館解説の手配を行っている。

午前九時、張建軍館長はスタッフとボランティアを率いて、入り口にて来館した視覚障害の見学者たちを出迎え、平和を意味する紫金草の徽章を彼らにつけた。
張館長は、「わが記念館は石材を積み上げて築かれた建築群だが、記念館のサービスは暖かい。館内の照明が暗く、階段も多いが、体の不自由な方が前日までに館内のホットラインに電話してくれれば、一対一のボランティアを提供する。体の不自由な方もより良い見学体験ができることを望んでいる。」と紹介した。
それから、参観者たちは、スタッフとボランティアの付き添い人の解説を聞き、手ずから彫刻広場、史料陳列ホール、追悼広場、「歴史の証人の足跡」銅版道、「狂雪」の詩碑、墓地広場、浮き彫り「災難」「虐殺」「慰霊」、遭難者名簿壁、「万人坑」遺跡などを触りながら見学し、最後に犠牲者記念碑の前で遭難者同胞に花を捧げた。
見学が終わった時、参観者たちは解説員の付き添いのもと、記念館の応接室にて、自分の手でいくつかの文物の原本と複製物に触り、あの時期の歴史の真相が分かるようになった。
参観者の中の一人は、「ずいぶん前から、南京大虐殺遭難者同胞記念館に来たかったが、目が見えなくて、来ることができなかった。今回、記念館側に念入りな手配をしていただき、記念館を見学することができた。歴史を記憶し、自ら努力して自立し、社会に報いることを激励するような見学となった。」と語っている。
遭難者同胞記念館は、特殊な見学者を接待するために、一対一の付き添い、解説、接待、タッチ式での体験と献花、交流というような新たな取り組みを行っている。
特殊な見学者に案内サービスを提供するためには、事前に準備が必要である。利用する場合は、少なくとも前日までに記念館側の公式のサービスホットライン(025-86511731)に電話ください。電話予約を受けたあと、ボランティアに時間を予約し、その時間によって、ご利用者と相談の上、日程を確定する。ホットラインは、火曜日から日曜日までの8:30-16:30となる。
