中秋節に生存者を気遣い、生存者の心を温める!これは特別な団らん活動!
「鏡のような月が昇り、思いは一年ぶり」という詩が語られたように、旧暦8月15日の中秋節は、中国人にとって、「一家団らん」、「懐郷」を象徴する特別な節である。白く輝く月や丸い月餅に、多くの中国人が団らんへの思いを乗せている。
中秋節にあたる今朝、「中秋節に生存者を気遣い、生存者の心を温める!」という活動が、遭難者同胞記念館で行われた。
今回の活動は、南京大虐殺生存者である阮定東氏、葛道榮氏、艾義英氏、夏淑琴氏、傅兆增氏、岑洪桂氏、劉民生氏、伍秀英氏、方素霞氏、石秀英氏の十名、及びそのご家族二十名を招き、大報恩寺遺跡公園を見学した。

出発する前に遭難者同胞記念館は、生存者たちに月餅と見舞金を贈り、この特別な節をきっかけに、遭難者同胞記念館とその歴史に関心を持ち、平和を大切にする人々である生存者たちへ祝福と関心を伝えた。

遭難者同胞記念館張建軍館長は、南京大虐殺生存者に挨拶をした。
中秋節前夜、生存者たちは再び集まり、大報恩寺遺跡公園へ行き、展覧室の文化遺産を見学し、地下宮殿で「仏舎利」を参観した。この特別な祝日に「団らん」することは、非常に有意義だったと、彼らは語っていた。
現在、南京侵華日本軍被害者援助協会に登録している南京大虐殺生存者は、残り僅か112人である。彼らは歴史の目撃者であり、被害者でもあるのだ。